食育事業レポート ~ 柿の葉ずしの出張授業 ~

 

柿の葉ずしは江戸時代中期ごろ誕生し(※諸説あり)、

奈良県の五條や吉野地方の家々で、ハレの日のごちそうとして親しまれてきました。

まだ冷蔵設備や車の無い時代、さばやさけのお寿司を保存性に優れた柿の葉で包むという手法は、

先人の知恵がつまった、この地方の伝統的なものです。

しかし奈良の郷土料理「柿の葉ずし」も、昔のように家庭で作られることは段々と少なくなり、

お店で出来上がったお寿司を購入することが、一般的になりました。

 

そのような中で、少しでも地元の郷土料理について知っていただくため、

ヤマトでは年に数回、地域の小学校向けに出張授業を開催しております。

今回は、五條市内にある小学校様で行いました体験授業の様子をご紹介いたします。

 

 

= 柿の葉ずしについて学ぶ =

まずは、地元である五條市や柿の葉ずし誕生の歴史などについて授業を行いました。

授業中は皆さん積極的に質問をしてくださり、地元の郷土料理について沢山知っていただきました。体験授業

 

= 柿の葉ずしを作る =

次はいよいよ柿の葉ずし作り体験です。

ネタと酢飯をのせて柿の葉で包む。工程はシンプルですが、葉の大きさは様々で少し難しい作業です。

ですが、皆さん早く・綺麗に柿の葉で包むことが出来ました。

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最後に包んだお寿司を押し型で押せば、完成です!

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自分で作ったお寿司はより美味しく感じますし、誕生の背景を知ると食事の楽しさにもつながります。

今後も、ヤマトでは地域の皆様に食で貢献して参ります。